2022年

2022年もあと10日。今年ほど短く感じた1年はなかった。振り返るという意味で、閑話的に雑感的に綴ってみることにした。
①世界の出来事
なんといっても今世界で起きている混乱を招いた原因のほとんどが、ロシアによるウクライナ侵攻であろう。そもそもの発端はウクライナがNATOに入会することについての是非を問う事柄で、もともとソビエト連邦国家に所属していたウクライナは、ロシアは自国の属国との認識があったため、ウクライナの自由を許さないとして武力による侵攻が始まったのである。それが2022年2月24日。当初は誰もがその終息に1か月もかからないと思っていたが、予想をはるかに超え今や泥沼化の状態である。その解決の光は一筋も見えない。
ロシアによるウクライナ侵攻に伴って、穀物や原油が高騰し、世界経済は大混乱を招いており日本もその影響を受け、混沌とした経済状況である。世界のリーダーと自負するならば、何一つ行動を起こさない《バイデン》《習近平》は臆病ものである。挙げたプーチンの手を誰かが下ろしてやらねば、核の道を辿るかもしれない。ここは一番《ゼレンスキー》よ、男になって命を懸けてプーチンに会いに行け、と言いたい。最も苦しんでいるのは前線の兵士でありウクライナ国民である。
次に厄介なのは北朝鮮である。あの金正恩は子供ちゃんであり狂っている。いつ核を使用するか予測がつかない。核爆弾でどのくらいの人が命を落とすか、どれくらいの効果があるか実際この目で確かめたい、くらいの知能程度である。危なくて仕方がない。でなければ自国の国民が餓死している状況の中で、巨額の費用を使ってミサイルをあれほどの頻度で放つわけがない。何とかしなければならないが、もう残す手段は暗殺しかない。007に頼むしかない。
②日本国内
まことに持って右往左往内閣である。何がしたいのかさっぱり理解できない。突然防衛費の話を持ち出して、我々の目を誤魔化す増税をするそうである。アメリカに様々な戦闘機を購入するように言われて、慌てて予算化したというのが本音であろう。安保費もかなり負担しているのであるが、その上アメリカの言い値で軍備拡張のため戦闘機等を購入するのである。未だデフレ経済から脱却していないにも関わらず、物価はすべてにおいて上がり、我々の生活を苦しめている。大学の初任給はこの30年ほとんど上がっていない。他国、例えばアメリカや中国、韓国並みに経済発展を遂げていたら、50万くらいの初任給でも十分にふさわしいと思われる。といって岸田の後任となると、帯に短し襷に長し、でありこれと言った人物が見当たらない。ただ河野太郎氏だが、自民党内に人気がないとの事。かつての石破氏みたいな立場らしい。
③スポーツ・芸能界
スポーツ界はワールドサッカーと村上に尽きる。ワールドサッカー日本は、アジア大会の初戦に敗れたものの見事勝ち上がり、本選に出場することが出来た。その予選リーグは死のE組と言われ、スペイン・ドイツ・コスタリカ・日本だった。その組み合わせを知った時誰もが予選敗退を覚悟したはずである。しかし、あにはからんや日本は勝ち進み一位で予選通過し、決勝トーナメントに進出したのである。その時点で私も含めた多くのサッカーファンは、改めて森保監督の手腕を高く評価したのである。クロアチアには敗れたものの互角以上の戦いだった。そのクロアチアには3位決定戦で勝利し、粘り強さを示した。結局アルゼンチンが36年ぶりに優勝したのであるが、日本のサッカーは世界に通用することを知らしめた。日本サッカーのこれからの課題は、さらなるフィジカル面の強化とスーパースターを育てる必要がある。例えば、メッシ・エムボア・ネイマール・ロナウド等々のような超一流選手が現れて欲しい。ベスト8なんて言わずに優勝を目指してほしい。
野球界は村上に尽きる。日本一の打者である。非の打ち所がない。3年後に大リーグを目指すそうであるが、しっかり身体をケアし来年も3冠王を取ってほしい。吉田が大リーグに決まり、それも5年123億という破格の待遇である。私はちょっと冷ややかであるが成功しないと思う。ヒットは打てるかもしれないがホームランはせいぜい10本、走れない、守れない、は大リーグでは長くやっていけないと思う。千賀は抑えか中継ぎで成功すると思う。岡田が15年ぶりに阪神の指揮を執る。どんな野球を見せてくれるか楽しみである。来年3月WBCが開催される。日本のメジャー選手も参加するとの事。面白そうだがサッカーほどは盛り上がらないと思う。これは余談だが、森保監督と村上が紅白審査員に選ばれたそうである。この間NHKで、ヨシキの1200日に及ぶ密着取材の番組を偶然見た。彼こそ天才の名に恥じないスーパーマンであると感じた。今後を見守りたい人物である。
④わがグループ企業
グループ企業で合格点が付けられるのは、実績面において「八幡建設」と「ニューマテリアル兵庫」くらいである。他の企業は大いに不満である。詳しくは来年初出式で述べるつもりであるが、やはりこれからの企業経営は柔軟な発想とそれを行動に結びつける気概と粘りがなければならない。
⑤私自身
私自身はあまり実りのある一年ではなかった。コロナこそ感染しなかったものの、ゴルフの戦績面も物足りなかったし、人との新しい出会いもなかったし精神的にも成長しなかった。反省の一年であった。今は、来年3月に志澤塾は一区切りを付けるが、その後の生き方を模索している。

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