国連WFP協会~鈴木事務局長のお話~

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前回の志澤塾における講座は、《飢餓から救う・未来を救う・SDGsと国連WFPの食糧支援》というテーマで、国際連合世界食糧計画WFP協会日本支部の鈴木邦夫事務局長に横浜から来ていただきお話して頂いた。国連唯一の食糧支援組織で、持続可能な農業の促進、強靭な国、地域コミュニティ作りをミッションに取り組んでおり、その財源は、各国政府の任意の拠出金及び民間企業・個人の寄付によっている。
今世界の飢餓人口は8億2400万人で、10人に一人の割合になる。飢餓とは、充分な食事・健康で活動的な生活を送ることが出来ない状態を言い、その飢餓の原因は、①紛争②経済危機③自然災害④貧困、である。100年前と比べると猛暑日は(35度以上)現在3.3倍になっているそうである。
SDGsとは、持続可能な開発目標で、2015年9月に定められ、その期限は2030年までに達成するとされている。定められた共通国際目標は17項目あり簡略にまとめると以下のとおりである。①貧困②飢餓③健康と福祉④教育⑤ジェンダー平等⑥水とトイレ⑦エネルギー⑧働きがい⑨産業と技術革新⑩人と国の不平等⑪住宅⑫つくる責任・つかう責任⑬気候(自然災害)⑭海⑮陸⑯平和と安全⑰パートナーシップ
子供は母親の妊娠から1000日間が最も重要でその間の栄養補給が、身体はもちろん脳の発達にも大いに影響を及ぼすのである。
2020年にWFPはノーベル平和賞を頂くことが出来た。これを一つの誇りに、今私たちに出来る事は、先ず現状を知ること、そして他の人に知らせることが大事で、WFP協会の主催する活動や行事に参加し、出来る範囲で寄付をすることである。勿論私もWFPとは生命が燃え尽きるまでお付き合いをしていくつもりである。

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