お茶の世界では《炉開き》程厳粛な行事はない。
初夏に積んだ茶葉を茶壷に封印し、それを取り出し(口切り)石臼で挽き、炭をおこし(炭点前)茶を淹れる。その時は濃茶で。薄茶は点てるというが、濃茶は練るという。
練るのであるから文字通り形状はドロッとしている。一つの茶碗を数名で回し飲みをする。いつの時代からか定かではないが、炉開きではぜんざいを頂くようになった。
我が『波裡庵』においても、炉開きは毎年欠かさず催している。(但し波裡庵流)

塾生、講師、グループ幹部社員を中心に30数名の方をご招待した。別室にトルコ絨毯を敷き、そこでぜんざいをお出しし、そののち席入りし、嶋澤社中の三人(私、次男、久保女史)が交代をしながらお点前を執り行った。今年は全国陶器市で買い求めた《織部》を一碗に使用した。
行う前は重い気分になるが、終えると爽やかさだけが残る。そして来年も、と思ってしまう。
2017年炉開き
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