貴男はもう忘れたかしら
赤い手拭いマフラーにして
二人で行った横丁の風呂屋・・・(神田川)
南こうせつのコンサートに釣られ、地元の金融機関が企画した、何十年に一度と言う寒波襲来の中、冬の京都を訪れる旅に参加した。
先ず二条城見学から始まり、夕方滋賀県大津市民会館での「南こうせつコンサート」を堪能し、夜は京都ヒルトンホテルに宿泊し、次の日午前中、法然上人が開祖した浄土宗本山光明寺にお参りをする。そして最後は新京極でのお買い物ツアーを愉しんだ後、帰路に就くという、一泊二日の旅である。
食事はどれもこれも超一流で、一日目の昼食は、近江牛による「肉のひろ重」のすき焼き、その夜は京都東山での贅を尽くした懐石料理を「京大和」でいただく。その席に舞妓さんも登場し、我々を楽しませてくれた。次の日のランチは京都オークラホテルでフレンチ。
二条城は過去にも何度か訪れたことがあった。黒書院の間や白書院の間については、最近読んだ小説にも描かれており(江戸城における)より理解できた。二日目の光明寺は浄土真宗の大本山で開祖は法然上人。ご本尊は《阿弥陀如来》。特別に公開していただき、普段は入ることができない間にも案内してもらう。紫雲の庭は春か秋に訪れたいと思った。とにかく寒くて足の先は感覚がなくなった。見学を終えて暖の効いた部屋でお抹茶を戴いた時、生き返った心地がした。ランチの後は、新京極の散策をする。新京極ははるか60年近く前、大学受験を失敗したとき過ごした浪人時代、たびたび自転車で行ったことがあったが、大きく様変わりをしていた。古き良き昭和から、おしゃれな令和へと変身している。
南こうせつのコンサートは、私を一気に学生時代へとタイムスリップさせた。怠惰で無気力で、麻雀と女性へのあこがれで過ごした4年間。勉強などしたという記憶は一切ない。卒業できたのが今でも不思議に思う。それでも私の人生の中で最も楽しかった大学生活だった。因みに卒論は『法社会学から考察する法哲学的見地による現代法律の在り方』
私はやはり団体行動は苦手の様だ。旅は、1人かせいぜい気の合ったもの同志2~3人がリラックスする。


