私がパナホーム兵庫時代に或る女性プロゴルファーと10年余り専属契約を結んでいた時期があった。私は彼女のパットのセンスの良さを高く評価して、少なくともレギュラーツアーで5勝はするのではないかと期待したのであるが、残念ながら優勝の美酒に酔うことはなかった。
何が原因で勝てなかったと今思えば、技術的なものより生来の人の好さ、精神的な弱さだったような気がする。ゴルフで勝利するためには、最終的にはアプローチ&パットの精度の高さであると思っている。
友人二人を誘って、六甲国際Gで今行われている《サントリーレディース》を観戦した。初日であるにも関わらず、宮里藍選手の国内戦最後の勇姿を一目見ようと、最終日の様な盛り上がりで、俄かギャラリーも含めて大変な活況を呈していた。
私は生で是非とも見たい選手がいた。《笠りつ子》である。何故なら、彼女のゴルフスイングを目指しているからである。その経緯については昨年11月30日に記したブログ《拝啓笠りつ子様》を読んで頂きたい。
6ホールほど密着しながら観察した。
ノーコック・高いトップ・鋭い振り抜き・迷いのないスイング・足ふみ6回
いずれもレッスンビデオそのものだった。今年前半は多少スランプ状態であったが、見る限りにおいて全くその心配はないように感じた。今年も優勝は出来そうである。少々苦言を呈すると、ショット・パットともに周りの音やざわめきを気にし過ぎである。何度か仕切り直していた。
今回の観戦を通して私は二つカルチャーショックを受けた。
一つは10年前、専属契約選手だった彼女のプレーを見守る機会が何度かあった。その時代と比べ選手の人数も技術も格段に進歩していた。先ず圧倒的なドライバーの飛距離の凄さである。確実に250ヤード前後はキャリーしている。それもほとんどの選手が、である。しかもグリーンを外した時のアプローチパターの技術の高さには目を見張るものがあった。今一つは、すべてのショットにおいて、アドレスからトップへと進んでゆく段階で、トップの位置や高さは様々であるが、左腕が伸び切っているのに驚嘆した。
現在女子のトーナメントは飽和状態である。一つ下位のステップアップ競技においても数は年々増え続けており、開催日程の調整に苦慮しているとの事。
歴代の二人の理事長、樋口久子氏と小林浩子氏の骨折りはもちろんのことではあるが、選手特に『宮里藍』選手や『横峯さくら』選手の活躍によるところは大である。
今年限りで《藍ちゃん》は引退するが、女子ゴルフの隆盛は当分の間続きそうである。
ご苦労様藍ちゃん!あの小さな身体で世界で戦ってきたことに、心から敬意を表するものである。私はいい引き際のような気がする。新しい道をゆっくり模索してください。
久々のゴルフ観戦
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