たかが散髪、されど散髪

先日一枚のはがきが舞い込んできた。
半世紀近く通った散髪屋からだった。店主の健康上の理由で閉店するという内容である。
そもそもその散髪屋に通い始めたのは、私が第一線で営業活動をしていたころに、店舗の改装を請け負ったことに起因する。
これまでに三回だけ他の理髪店に行ったことがある。一回はパナホーム兵庫の社長時代に建てていただいたお客様のお店、、もう一回は三年くらい前、その行きつけの店主が怪我で3週間ほど休業したとき、今一回は、今回店に行くと休業の張り紙がしてあったので近くの理髪店に行った。
散髪屋の醍醐味は、何と言っても椅子に座るだけで、余計な会話が不必要なところにある。過去三回とも借りてきた猫のごとく居心地が悪く、時間が長く感じた。
店主は私と同じく団塊の世代を生き、お父さんの後を継いだ後、さまざまな工夫や研究を重ね、若者たちにも人気があった。
理髪店ではなく新たに散髪屋を捜さねばならない。それを思うだけでも憂鬱になる。

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