今年も波裡庵を愛でるように、枝垂れ梅が開花した。
一般的に見受ける茶室のお庭は、四季折々に咲く草花が雑然と、しかも整然と植えてあり、その中から亭主が今日の正客に合わせて花を選び生けるのであるが、手入れの煩わしさを考慮し私は苔を張り巡らし、木は枝垂れ梅のみを植え、蹲と共に大理石のベンチを配置し待合風に造った。
ここ二~三日のバカ陽気も手伝ってか、一気に枝垂れ梅の花が開花した。
梅は香りが上品である。かすかなそれでいてしっかりと自己主張をしながら漂わせる梅香を嗅ぐとき、寒さが苦手な私は、少し早い春の訪れを感じウキウキしてくる。
梅の品種は意外と多く、元は中国からの渡来種であるが、日本でも江戸時代から品種改良が度々行われ、今では300種以上あるとされている。
詩情を起こす名前をいくつか列挙すると、豊後、月世界、白加賀、玉梅、古城等々。
開花宣言
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