今年のスポーツ界は、なんと言ってもラグビーのワールド大会での日本チームの躍進である。ルールが今一分かっていない(ボールを自分より前にパスしてはならないくらいの知識)私でも、時々流れてくるハイライトシーンを見て感動を覚えた。特に五郎丸選手のキックの時の印を組む姿勢は、密教に於ける仏様の姿を髣髴させるものがあった。
日本シリーズが終わり、今年の日本のプロ野球は幕を閉じた。
それにしてもソフトバンクの強さだけが際立った一年だった。パリーグの試合を見る機会が余りないが、今年の日本シリーズは比較的テレビ観戦をした。
私の戦前の予想通り(証言者は奥様)4×1でソフトバンクの圧勝だった。全くヤクルトの付け入る隙はなかった。それも直前に大黒柱の内川を欠いての勝利である。
送・攻・守どれをとっても全てにおいて、ソフトバンクの方が上回っていた。辛うじて互角だったのは、抑えも含めたリリーフ陣くらいだった。レギュラーシーズンで90勝もする筈である。しかも工藤監督はリーダーとしても優れていた。①明るい②動揺しない③選手とコーチ陣を信頼している④戦術が臨機応変である⑤思いやりがある(裏方さん一人ひとりにお酒を自らが手渡した)。企業経営にも当てはまる要素が随所に伺われた。
それにしても阪神の不甲斐なさは、まるで例年の再現ビデオを観ているようだった。
来年から金本氏が指揮を執る事になったが、果たしてその手腕はいかに?である。
ただ単に観客動員だけを考慮した人事のような気がしてならない。
評価に値するものとしては、柳田選手と山田選手のトリプルスリーとマエケンの沢村賞。
期待を裏切ったのはオリックス。戦前は優勝候補の一角だったにもかかわらずである。ジャイアンツもだらしなかった。昨年辺りから私はそんな予感がしていた。何故かと言うと、選手の使い方である。特に打順をめまぐるしく変化させた。原さん!人間は重要感と期待感で動くのですよ、あまりにモチベーションを下げすぎた、と私は思っている。
来年こそプロ野球ファンを心から楽しませてくれるような試合を期待している。
プロ野球を愛する者としての苦言である。
2015年プロ野球総括
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