終焉のOctober

播州地方の祭りも山場を過ぎ、もうすぐ終わりである。
私の今年のゴルフも終わりである。
10月は、この地方のゴルフ場では一斉に倶楽部チャンピオン競技が執り行われる。いわゆる《クラチャン》と称されるものである。大方のゴルファーは一年間《クラチャン》のためにゴルフをしているようなものである。特に私はその思い入れは強い。
2001年にレギュラークラスのチャンピオンになり、その後も勝つチャンスは何度かあったが、とうとう勝てずじまいで、2011年からはシニアクラスに出場している。2011年・2012年とシニアチャンピオンに輝いたが、この二年間はスランプに陥り、惜敗していた。
今年は出来うる限りの準備をし、練習も積み重ね、トレーニングも行って、秘かに返り咲く自信があった。予選は3位で通過し、一回戦に臨む心構えは充分であった。
ところが10月に入り、1日から風邪気味になり、2日は医者へ行った。
3日は多少熱っぽい中、4日の予選会のために軽くラウンドし、次の日に備えた。4日はどうにか予選を突破し、一安心をした。
次の日から2泊3日でパナソニックの会議も含めた親睦旅行で北海道に出張した。会議は6日の午後4時からだったが、5日は日本青年会議所時代に知り合った友人と30年ぶりに会うことになっており、夕食を一緒に取り、6日にパナソニックのメンバーが到着するまでの時間を利用して彼とゴルフをした。7日はメンバーとゴルフの予定であったが、さすがに疲労がピークになり、朝一番の飛行機で一足先に帰阪した。
自宅に着きすぐさまかかりつけの医者を訪ねて、レントゲンと血液検査をしたところ、翌8日に肺炎を起こしていることが判明した。それも入院一歩手前のかなりの重症だった。
9日は全ての予定をキャンセルしたが、10日は重要会議がありどうにもならず大阪に向った。11日はクラチャンの一回戦である。ドクターストップ&奥様ストップがかかり、出場を断念した。
今年の私のゴルフが終焉を告げた。
来年こそはもう一度「シニアチャンピオン」になり、70歳を過ぎてから、今度はグランドシニアチャンピオンをと、企んでいる。そうすれば、3階級制覇になる。今まで私が所属しているジョイックスゴルフ倶楽部では3階級連覇したものはいない。そしてもう少し年齢を重ねてから、『エイジシュート』を達成したいと考えている。
終わりはまた始まりの時でもある。何かが終わると何かが始まる。人生そのものである。
終焉もまたよしである。

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