今年の五月の連休明けだったと記憶している。ギャラリーに一本の電話が入った。
「香山館長に、WFPの関西代表が会いたい」との事。用件は何かと尋ねると、毎年多額の寄付を頂いているお礼に伺いたいという内容だった。
私はお礼を言って欲しくて寄付をしている訳ではないので、わざわざ来てもらわなくてもいい、とお伝えしておいて下さい、とギャラリーの職員に答えた。
それから2~3日してどうしてもお伺いしたい、という連絡がありパナホームで会うことになった。
私とWFPの出会いは、10数年前に東京で行なわれたセミナーに参加したとき、当時は伊藤忠の会長である丹羽氏の話を聞く機会に恵まれた。彼の話は伊藤忠での改革の内容がメインだったが、最後の10数分をWFP(国際連合世界食糧計画)について語った。
世界の特に子供たちの飢餓状況について説明をし、自らも日本におけるWFPの理事長として携わっており、我々に理解を求めた。WFPは他の著名な団体と違って、75%が活動費で、残りの25%が経費として使用していることを力説した。
私はその月から、私の口座から幾ばくかの寄付金を収める手続きを取った。と同時にギャラリーで毎年年末に行なわれるチャリティー展の収益金をWFPに寄付するようにした。
WFPの関西の代表者は砥上隼人という人物だった。氏の福祉についての考え方や構想に、私と相通ずるところが多くあり、お会いしてよかったと思った。時間があるとの事だったので志澤塾に案内をし、話を進めていくうちに、彼は日清食品に勤務していて、創業者である『安藤百福氏』の元で世界初である《即席めん》の開発チームに加わり商品化され、今我々が食している。
私はすぐさま塾での講師としてお願いをし、今回の運びとなった。
氏の話は私の期待通りの内容で、WFPについて詳しく様々なデータから示していただき、残りを日清食品についてさわりを話していただいた。
次回は日清食品での経験を元に、経営について講義をして頂く約束をして終わった。
祭り囃子が聞こえる中、爽やかな秋晴れのような講座だった。
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