いくちゃん三人娘？？？

最初に《いくちゃん家》を訪れたのは、確か昨年の五月の連休だったと記憶している。
それまではマッサージ(因みにいくちゃん家はリラクゼーション)の類は、どちらかというとあまり好きではなかった。旅先で友人たちがマッサージを施してもらっていても、私は全く興味がなかった。時々は時間つぶしに頼んだこともあったが、その効果を感じるどころか、むしろ次の日は体中が痛くて、その日のゴルフが散々な結果で情けない思いをしたことがあった。
それがどういう風の吹き回しか、最近は月に2～3度《いくちゃん家》に通っている。
きっかけはゴルフ仲間であるM氏の勧めだった。
《いくちゃん家》は三人娘で運営している。
飛び切りの美人でなはいが、明るくて愛嬌があり、私の軽口にも適当に付き合ってくれる。それとなによりも仕事に対してひたむきに取り組んでいる姿に、共感を覚える。
最初に私を担当してくれたのが、T嬢だったかY嬢だったかS嬢だったか定かではないが、『香山さん、痛かったら痛いと言ってくださいよ』と優しく声をかけてくれた。
私はそれまでは少々痛いのは我慢しなければならないと思い込んでいた。我慢してこそ効果があるものだと信じていた。
『痛いのは我慢しないでください。かえって好くないですから』
それからの私は安心して身を任せられた。ただ《イタイ》と言えばいいのだから。
そろそろ明日あたり行ってみようかな…