予備キーが見つからない!!

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恒例になっている朝の喫茶店での、私の連れ三人によるサミットと称している集まりでの一コマ。その集まりでは世界情勢から・日本の政治経済・スポーツ・芸能情報に至るまでの価値ある会話をしているのであるが、その中で、
「ホレホレ、あの、も~う、思い出せない。顔は浮かんでいるのに。」
「先日、飲み屋で、いいかげん話が盛り上がってから、森下さん、と言うと、変な顔して、私は藤原ですけど、と言われた」のような類の会話が目立つようになっている。
3人とも70歳は超えている。一人は遺伝的にも両親が早くに呆けたからその素質は充分である。もう一人は病院通いが趣味のような男で、私が知っているだけでも5ヶ所くらいには通院している。そういう私も、ドライバーの飛距離が一日ごとに落ちており、耳も聞こえづらくなっているし、眼も白内障の手術を勧められている。夜のトイレの回数も多い。
この間から、車の予備キーが行方知れずになっており、ズボンのポケットやバッグや服のポケットを探してみたが見つからない。家内に、何を探しているのか、と尋ねられ、車の予備キー、と答えると、また?といって厭きられてしまった。
これまでに、メガネ・携帯・小銭入れ・等々数え上げたらきりがない。まだまだ呆けるわけにはいかない。呆けたら・施設行き・とキツク言われている。それはお互い夫婦での決め事になっている。
待てよ!ひょっとしたらこの間万博へ行った時のバッグの中では、と思い探してみたがない。リュックは?と閃き、開けてみると、なんと見つかった。
当分は施設に行かなくても済みそうである。

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