入社式

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散る桜 残る桜も 散る桜
上記の俳句は良寛禅師の辞世の俳句である。
私の死生観にぴったりなので、たびたび引用している。

今年は8名の新入社員が入社してきた。残念なことにすべてパナホーム兵庫所属である。他のグループ企業は0である。寂しい限りである。今のところ退職代行会社からの連絡はないらしい。(笑)当然のことだが8名の新入社員についての資質は分からない。ただ歓迎の言葉を述べた「小野萌」という女子社員には、私は非凡なものを垣間見た。
例年の如く私は《司馬遼太郎》氏が我々に残してくれたメッセージ『21世紀に生きる君たち』を朗読した。彼が語っている《やさしさ》をすべての人間が持ち、そのやさしさで接すれば、地球はもっと住みやすくなるはずである。エゴや安っぽい見栄を捨てて。
次いで私はこの半年を費やし各グループより選出された9名で検討してきた「FA制度」について詳しく話し、我がグループの企業文化に育てようと呼びかけた。一回は7月から始動し、そのプログラムや各企業の専任担当者を紹介した。ぜひ根付いて欲しいと願っている。私の最後の仕事になりそうである。

願わくは 花の下にて 春死なん
その如月の 望月の頃
西行法師辞世の歌である。

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