男子トイレ

先日の日曜日、JOYXゴルフ倶楽部主催の月例に参加するため、スタート時間に合わせて7時ごろに自宅を出発した。コンビニでコーヒーを買い求め、中国自動車道山崎インターから佐用インターに向かった。中国自動車道に乗ってしばらくすると急に便意を催し、ゴルフ場まで到底我慢できそうもなく、途中揖保川サービスエリアに車を停車させトイレに駆け込んだ。用を足しトイレのドアを開けようとしたとき、私が置いていたバッグの隣に黒色の長財布を見つけたのである。
そこからちょっとしたドラマが始まった。
①このまま知らん顔して財布を放置する。
②中を調べてみて身分がわかる何かがあれば、それをもとに落とし主に連絡する。
③ネコババする。
とりあえずその財布を持ってパーキングに停車しているドライバーに向かって、「誰か落としていませんか」と叫んでみたが反応がない。子供連れの若い夫婦が「どうされたのですか」と尋ねてきたので、事情を説明すると、パーキングエリアに備え付けてある連絡用の電話で公団と連絡を取ってくれた。変わって話をしたが要領を得ない。私は佐用町にある警察署を思い出し、そこに届けるというと電話口の担当者はほっとした口調になった。夫婦にお礼を言って私は急いで佐用インターを目指した。佐用警察に着いたがシャッターは閉まったままで誰もいない。専用電話があったので連絡した。やっと繋がったがそこまで行くのに15分くらいかかるという。ゴルフのスタート時間が迫っているので、ラウンド後帰りに寄ると伝えてゴルフ場に向かった。
プレー終了後佐用警察に立ち寄り財布を手渡し状況を説明すると、警察官は白い手袋をはめ、中身を点検し始めた。免許証や健康保険証が入っており、落とし主はすぐ判明しそうである。一安心。西宮在住らしい。お礼はいりませんと伝えた。
《因みに現金は13,510円》

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