今更?佐藤愛子

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上記の写真は私のベッドの脇の写真である。このような本の塊が我が家にはあと2ヶ所ある。1ヵ所は一階の押し入れ、もう1ヶ所は家内のベッドの側の本箱である。一階の押し入れは読み終わった本で、家内のベッドの側にある本は、私が読み終えた本のうち、面白かった本、家内の好きそうな内容の本を勧めるのである。私の本棚は3ヶ所存在し、1つは塾の書斎、もう一つは八幡ホールディングの私の部屋の中、今一つは八幡建設の自室である。数えたことはないが、2000~3000冊くらいかと思う。
私はよほどのことがない限り午後9時には入浴する。それから簡単なストレッチを7種類ほどしてからベッドに入る。大体9時半頃から1時間ほど誰にも邪魔されない私のゴールデンタイムが始まる。以前は年間100冊を目途に読書していたが、今はたぶん50冊くらいに減っていると思う。読み終えると仕入れに出かける。毎回10冊ほど購入する。目に付いたものをアトランダムに買うため、何を買ったのかよく記憶していないときがある。購入してから自宅に戻ってふと手にしたのが「愛子戦記」だった。
読み始めると、私は完全に《愛子ワールド》に引きずり込まれていった。そのテンポの良さ・リズム感・小気味の良い観察・納得感・特に『沢村校長の晩年』は共感だらけである。いつかは《香山廣紀の晩年》を書いてみたいが今はあまりに弊害が多すぎる(笑)。今更佐藤愛子という気持ちがあり、ほとんど彼女の創作は読んでいなかった。遠藤周作・川上宗薫・北杜夫・野坂昭如・田辺聖子・中山あい子・色川武大等々沢山の変人に囲まれた人生だった。だった、と言ったら𠮟られそうだが今100歳。元気でまだまだ人生を謳歌されている。「皆早死」と言ったら孫に「おばあちゃんが死なないだけ」と言われた。

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