入社式

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今年の桜の花は例年になく色鮮やかなピンクで透明感がある。まさに花の女王である。
散る桜 残る桜も 散る桜
この句は良寛禅師が詠んだ辞世の句である。世の移ろいの無常を表している。

今年も「アクリエひめじ」で入社式を執り行った。全部で8人の新入社員がやってきた。内訳はパナホームが7人で八幡建設が1人。特に目立ったのは、女性の営業職の採用である。私は本来住宅の営業は、男性よりもむしろ女性のほうが適していると思っているタイプである。どうか少々のことで辞めないで仕事を続けて欲しい。必ずやその先に光が見えてくる。そして誰にも教えたくないような達成感を味わってほしい。その席上で私は今年も司馬遼太郎が我々に残したメッセージ《21世紀に生きる君たちへ》を朗読し心から歓迎の気持ちを伝えた。

入社式の後私は新しくグループミッション『長期利益』を掲げその趣旨を話した。長期利益とは、長期にわたる利益、であり、長期とは5~10年を見据えた期間であり、その目安は経常利益率3%が妥当である。これは今年東京でのセミナーを受講していた時にひらめいたもので、今まで見落としがちになっていた最も重要でかつシンプルなミッションであると力説した。新卒者の初任給の高騰についていけなくなり、リクルート戦略に打つ勝つことができないばかりか、我々が目指している究極の目的「幸福の追求」にも繋がらない。ぜひグループミッション『長期利益』の実現に向けて、戦略を立て、戦術を展開してほしい。この度はすべての企業の《方針発表会》に出席し私自身の目で確認する。そしてその戦略・戦術を実践しなければ何の意味もない、と力強くメッセージを伝えた。

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