プチ同窓会

1年くらい前に中央大学時代の友人二人と私の三人で、東京でランチをしながら久しぶりに時間を共にしたことがあり、その時少なくとも1年以内に次は名古屋で会う約束をした。一人の友人小池とは時々は、会ったり電話で馬鹿話をしながら近況を確かめ合っていたのでお互いのことはおおよそ把握していたが、もう一人の友人杉山とは年賀状程度のやり取りで、面と向かって会うのは彼の結婚式以来で40年ぶりだった。
その三人で会ったことを私の従兄弟、幸三に学部こそ違え同じ中央大学に在籍していたのでつい口を滑らした。私と幸三は2年近く椎名町で同棲(笑)していた時代があり、そこで麻雀と学生運動を通じて小池や杉山とも親しくなった。幸三と同じ学部でたまたま同じ椎名町に住んでいた内堀とも自然に親しくなり、バカバカしくも切ない青春時代を過ごしたのである。
幸三と内堀とは最近、幸三が東京に出張した時など、二人で飲んだり食ったりしていたらしく、内堀も名古屋に参加したいということになり、今回マリオットホテルで5人が揃い会食することになった。
私と小池は飲めないので食事のピッチも早くて手持ち無沙汰になるが、三人はアルコールが入り饒舌になる。その会話を断片的に聞いていると、内堀はかなりドラマチックな人生を過ごして来たようだった。他の4人は何かしら後ろ盾があったが、彼は自分自身で運命を切り開き今でいう≪IOT≫にも早くから取り組み、英会話も堪能で、2~3ヵ所は企業も渡ったようだが、どの企業においても重宝がられた様子だった。私の拙著を送る約束をして14時半頃散会した。
次の日小池に電話し感想を聞いたが、とりわけ嫌でもなかった様子なので、次回時期は未定だが東京で集まることになった。プチ同窓会は意に反して続きそうな予感である。

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