卒業式

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10年になるのを節目に従来の講義形式を改め、新たな形で再出発を図るために、志澤塾をひとまず閉じることにした。
去る3月14日に近くのホテルで卒業式を執り行った。ほとんどが塾生で、ゲストは特にご尽力を賜った渡辺氏・堂元氏・北野氏の3人に臨席していただき、総勢31名のこじんまりとした楽しい卒業式になった。
 先ず私がこの10年の歩みについて手短に話し、卒業式が近づくにつれ、塾生のための卒業式ではなく、実は自分自身の卒業式なのではないかという心境を吐露した。次いで塾生を代表して井内氏が熱弁を語ってくれ、乾杯は第一回目の講座を担当して頂いた「渡辺氏」にお願いをした。
    

乾杯からはほとんど無礼講で、レセプタントのお嬢さま方も加わり賑やかな会になった。バックの大スクリーンには中川女史が苦労して編集した、第1回目から最終110回目までの講義風景を、岩崎宏美の《命の理由》の歌唱に乗せて放映したのであるが、それに目を遣る人はあまり見受けられなかった。コロナ禍で大人数のパーティーが自粛だったせいもあったのだろう、大いに盛り上がっていた。会も終盤に近付いた頃、塾生の一人である林氏から私に、私が好きなお花の一つである《トルコ桔梗》を花束にして贈呈して頂いた。
私は出口に立ち、頂いた花束を抱え、最後の一人までお見送りをした。蛍の光の歌が流れる中。「またお会いしましょう」と、再会を約束して卒業式を終えることが出来た。涙も何もない爽やかな式であった。思えば10年間、楽しかったし、最も学ばせて頂いたのは実は私だったと実感している。
4月以降は『WFP』に関するお手伝いが出来たら、と今は思っている。

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