岸田首相施政方針演説

① 異次元の少子化政策
どこが異次元なのかよく理解できない。具体的なことが何一つない。我々グループでは、子供手当と称して、子供一人に付き支給しており、二人目の方が一人目より金額が多く、三人目はさらに多く支給している。もちろん18歳までであるが。その制度は私が現役だったころに作った制度であるから、かれこれ20年前に施政したと記憶している。各党でいろいろと議論があるらしい。所得制限を取り払えとか、金額面とか、私見だが所得制限は必要である。年収5000万の人も300万の所帯でも同じでは不合理である。
② 防衛費の増額についてだが、多分これは私の推測であるが、アメリカに戦闘機を初め様々な武器の購入を迫られており、その費用を捻出するために増額しなければならないのであろう。今国際的にロシアや中国や北朝鮮が不穏な動きをしており、今なら我々国民の理解が得られると思い、この時期に言い出したのである。なるほど我々日本国民は平和ボケ(オーストリアに住んでいる娘もそう言っていた)になっており、自分たちの手で自国を守らなければ、とは思うが、どこまで準備すれば十分なのかを知っている者は少ないと思う。行財政改革をして充てると口では言っているが、絶対できないと断言する。何故なら日本国は行政中心の官僚社会であるから、官僚自らが不利益になることなどするわけがない。であるから増税しかないのである。増税論を持ち出すと差し迫っている選挙に自民党は敗北するので、国政選挙が終わるまで増税については言い出さないと思う。
③ コロナ
いよいよ5月8日を境にコロナは伝染病指定2類から5類に引き下げられるそうである。良い判断だと思うが、全ての病院はもちろんその辺の町医者においても、インフルエンザと同じようにPCR検査を受けることが出来、また処方箋によってコロナ治療薬が投薬できるような体制を取ってもらえるのか、が不安である。多分この短期間でとてもそのような体制が整う訳がないと推察できる。どうするの?どうなるの?と思うのは私だけではないはずである。この間までコロナ・コロナと大騒ぎしていたのはどこの国だったのかしら?

この3点だけ取り上げてみても矛盾だらけの岸田政権である。彼には内閣総理大臣という役職は所詮荷が重すぎたと言わざるを得ない。人間的にはいい人だと思うが、彼は総理になって何がしたいのかというビジョンがなく、ただ総理になりたかっただけの人物なのである。誰か代わりはいないの?

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