太郎・お餅を背負う⁉

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半ば諦めかけていた次男が結婚し子供、しかも男の子を授かった。妻の喜びようはひとしおだった。名前は身籠ったことを知った段階でほぼ決まっていた。
男の子なら《太郎》女の子なら《華》と。
その太郎が先日一歳の誕生日を迎えた。我々夫婦はお祝いをするため、次男夫婦が住む姫路まで出かけた。次男の妻の実家が料理屋を営んでおり、スペースが十分あるためそこでお祝い会をした。
そのために『お餅』と『赤飯』を用意した。お餅は我々が住む播磨地方の伝統的習慣になっている行事、すなわち一歳の誕生日に鏡餅を背負い、丈夫で元気な子に育つよう願って執り行う行事である。時々は背負って歩く子(私たちの長女)もいるが、ほとんどの子供は這うのが普通である。長男も次男も、長男の子供達二人も元気に這ったのである。
そして次男の子『太郎』も泣きもせず嫌がりもせず元気に這いまわった。拍手と笑い声の鳴りやまぬ中、太郎の一歳の誕生行事は無事終わった。
晩秋のまさに小春日和の一日だった。妻と私は心地良い疲れを覚えながら帰宅の途に着いた。

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