3年ぶりの野点

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3年ぶりに野点を開催した。コロナ禍と言うこともあり招待客も限定し、規模を縮小して執り行った。前回好評だった和菓子創りを会場で行い、希望者には(時々はかなり強制的に笑)自分自身のお菓子を作ってもらいそれを食べ、雲一つない澄み切った青空の下でお抹茶を頂いた。
私は単衣の着物を着たが、今回お点前は女性に任せ裏方に徹した。お抹茶の頂き方・器の由来・茶杓の説明・水差しの作者・そして展示した聖火ランナーのトーチの自慢・お席に入る人々の案内等々。
しかし最も人気を博したのは次男の生後6か月になる子供《太郎》、すなわち私の孫の存在だった。その日はどういう訳か珍しく機嫌が悪くむずがった。それでもみんなから「たろうちゃん、たろうちゃん」と言って可愛がられていた。
   
お茶会は私は楽しく笑いの中で執り行いたいという思いで、茶室の名前を守・破・離をもじって『波裡庵』と名付けた。
11月の炉開きの時はどのような状況下になっているかは想像できないが、厳粛に楽しく開催したいと願っている。

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