銀行は会社の何処をどう見るのか?

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七月の講師は亀岡氏である。
彼との出会いは20年を遡らなければならない。
1993年住友銀行(現三井住友銀行)姫路支店に、42歳という若さで支店長として赴任してからの付き合いである。
彼は慶応ボーイのスマートさと、先を鋭く読み取る情熱を兼ね備えていた。私は今でもそうだが、銀行マンはあまり好きではない。その一番の理由は《本音と建て前》があり過ぎるからである。私は全ての本音は出さないが、建て前で人に接することはない。
当初から彼とは気が合い、取り立てて用事もないのに月に一度くらいの割合で私のオフィスにやって来て、小一時間ほどおしゃべりしたものである。
そのおしゃべりの中から、『つなぎ融資』というシステムを創設した。建設の業界では昨今当たり前のようになっているが、当時は画期的な融資制度だった。後日、彼の後任の支店長から聞いたのであるが、亀岡氏が全国の支店長会議で『つなぎ融資制度』について事例発表を行い、それが認められ『東京営業第二部長』へと大栄転を果たしたそうである。
その後要職を経て、代表取締役専務として『松下興産』の分割再建の陣頭指揮を執ることになる。2年間の激務の末、彼は銀行を去り、一年余り充電期を過ごした。今現在は「モルガンスタンレー」でシニアアドバイザーとして、アジアを中心に活躍している。
1年前、彼に志澤塾の講師をお願いしたところ、二つ返事で快諾してくれた。
今回も勿論東京からわざわざ姫路まで来てくれた。“うれしい”の一言に尽きる。
最後に講義の要点は、「銀行は返せる見込みのないところには金は貸さない」のである。「返せる見込みとは?」①ひと=経営②モノ=営業③カネ=キャッシュフロー+業績&実力である。
心して日々経営に取り組まなければ、という思いを強くした一日だった。

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