期日前投票

7月の21日は参議院選挙の投票日である。
現与党(自民、公明)で、過半数の70議席が獲得できるか否かが、一つの焦点になっている。マスコミはすでに調査済みで、70議席以上確保することは確実であると、報道している。私も多分そういう結果になるだろうと思う。
しかし私はそれを望んではいない数少ない一人である。
対抗する野党がないのが現実であるが、果たして現与党に任せて日本の将来は本当に安心できるのであろうか?私は危惧している。
自民党政治は即ち官僚政治である。
議会制民主主義の根源をなす三権分立は夢のまた夢である。行政が立法を牛耳ってしまうのが、自民党政治である。
一時的な「アベノミクス」は本当にあるべき姿とは到底思えない。
前回行われた衆議院選挙で、日本国民は重大な過ちを犯したと私は嘆いている。
民主党も維新の会もみんなの党も頼りないのは事実であるが、官僚政治、官僚構造を破壊しないと日本国は早晩滅びる。国債発行額が1000兆円を越している国は世界史上例がない。企業において考えれば自明の理である。売上の10倍もの借入金がある企業が持ち堪えられるはずがない。
捩れで決められないと訴えているが、選挙後は与党内で利権争いが生じ、決められない政治が続くと予想する。例えばTPP、社会保障、年金問題、公共投資等々。
今最も急がねばならないのは憲法改正ではない。行財政改革である。残念ながら自民党では行財政改革は出来ない。政、官、民の癒着を打破出来ないからである。
私は選挙の告示の次の日に投票を済ませた。期日前投票である。
何故って?聞かれると、なんとなく期日前投票が好きなのである。

タイトルとURLをコピーしました