菅政権が発足して半年が経過した。
あれほど官房長官時代には毅然として、安倍長期政権を支えてきた官房長官が、内閣総理大臣に就任するやその面影はなく薄れてしまっている。私は、後藤田氏に次ぐ名官房長官だと思っていた。本人はどう思っているか知る由もないが、「こんなはずでは」と悔やんでいるかもしれない。ナンバー2とトップとは全く異質の能力や資質が必要なのである。企業でもそうであるが、実績がある人物をトップに据えて、必ず上手くいくとは限らない。官僚が記したメモを読んでいるだけでは国民には信頼されない。おどおどした記者会見を見ていると、こちらがハラハラする。もっと自分の言葉で話すべきである。言い間違いはしたくない、正確な言葉で伝えなければ、などがまず優先するのだと推測される。良い悪いは別として、今でも頭の中に残っている言葉として、かつて小泉氏が予算委員会か何かの席上で、自衛隊の派遣に対する質問に
「自衛隊を派遣する場所が非武装地帯で、派遣しないところが武装地帯である。」と答弁したことを覚えている。
どのような経緯で菅政権が発足したのかは闇の中だが、少なくとも1年前には本人の頭の中には総理大臣という思いは全くなかったと思う。好むと好まざるにも拘らず、この秋には衆議院の任期が来る。それまでには解散総選挙を行う必要がある。衆議院任期まで解散しなかったのは1回しかないそうである。オリンピック後が最も有力とされているが、ひょっとしたらそれより早く、自民党の党大会を開催し、菅降ろしがなされるかもしれない。菅総理では選挙が戦えないとして。裏で様々な駆け引きや工作がもうすでに始まっているような気がする。なにせ政治は《損得》で動くそうだから。
~迷走内閣どこへ行く?二階へ行く~
迷走内閣
ブログ
