乙女の香り  ~2015年総括~

2015年もあと残すところ4日となった。
私見で総括してみることにした。
先ず国際的にはIS国の台頭である。その顕著な出来事はフランスパリでのテロ事件である。数箇所が同時に襲撃され、死者130名、負傷者300名という未曾有の惨事となった。
2001年9月11日、ニューヨークマンハッタンビルが飛行機による自爆テロ事件に次ぐ、ショッキングな出来事だった。昨年パリを訪れたとき、食事をした日本食レストランが襲われていたのを映像で目にしたときは、他人事ではないとしみじみ感じた。
テロ事件を初め、各地で絶えない民族紛争、根深い宗教戦争が地球からなくなる日は、私の命がある間にはなくなりそうもない。
日本においては安倍政権の独走に誰もストップをかける者がいない状態である。
経済面においては未だデフレ経済から脱却し切れていない。来年度の予算もほぼ確定したが、やはり日銀が国債の大半を買うという異常なやりくりが続いている。TPPも詳細は我々国民には知らされておらず、1050兆余りある国債に目を向けることなく、財政再建など視野にない政権運営である。また安保関連法案は近い将来に禍根を残す悪法だと言わざるを得ない。与党の中にも良識派も存在するはずであるが、誰一人諫言する者もなく、野党も私利私欲(選挙のことしか頭にないという意味)にはしり、日本のこと世界のことを論じ断行する勇気も持ち合わせていない。いち早く健全なる二大政党政治が行われることを祈って止まない。
個人的には今年を自己採点するなら、70点?位かな、と思っている。
塾は開講して間もなく3年が経過しようとしている。講師の人数も当初より増え、充実した観がある。来年は成果を上げる年にしたいと考えている。
何と言っても設立50周年記念を式典も含め数々の記念事業が執り行えたことは、私の企業運営の中で忘れられない出来事だった。ネットワーク企業も全会社で黒字決算が計上できたことは、喜ばしい状況である。しかしながら、これからの数年は予断の許さない事業環境が予測され、私の思慮や決断は絶対誤ることは許されない、と肝に銘じている。
海外も三ヶ所ほど訪れたが、旅行記を書く旅ではなかった。来年は、ブルガリアかスペインを訪ねたいと目論んでいる。
色んな人との出会いもあったが、別れもあった。

1日9000歩の散歩を自分に課している。数日前の事である。
いつもの歩道を歩いていると、手編みのえんじ色のマフラーを首に巻き、自転車に乗った女子学生とすれ違った。すれ違いざまに得も言われない香りがした。
思わず振り返る。
それは久しく嗅いだことのない、“乙女の香り”だった。

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