遅れてきた彼岸花

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彼岸花は別名「曼珠沙華」「カミソリ花」「シビトバナ」等々称されている。決して縁起のいい花ではなく、摘んで持ち帰ったらその家が火事になると言われている。そういえば生きていた頃祖母に、自宅に摘んで持ち帰った時、酷く怒られた記憶がある。
色は朱色が最もポピュラーだが、その他に白・オレンジ・ピンクなどがあり、花言葉もその色によって様々で、例えば白い彼岸花の花言葉は《思うはあなた一人》《また逢う日まで》またその球根にはトリカブトほどではないが強い毒性を含んでおり、大量に摂取すると死に至るとのこと。
彼岸花と言うだけあって、春・秋の彼岸を迎える時期にはどこからともなく咲き誇ってくる。ところが今年は10日から14日くらい開花が遅れた。暑かった今年の夏の所為らしい。日本に段々季節感が薄れて行くようだ。

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