ベッドの上でそうめんを食べる僕

ブログ

それは7月28日から始まっていたらしい。
その日はここ何年かの間途絶えていた現場パトロールを営業部長と専務と三人で再開した。夏休みと冬休みの前に現場を訪れ、夏なら冷たい飲み物、冬なら暖かい飲み物を現場事務所に差し入れをする習わしである。今年は事のほか暑いのでどこから手に入れたのか、《パンチクール》という優れモノを手に入れ、合わせて配給した。午前9時出発し、午後3時頃に終了した。
あくる日29日は、床屋に行ったり、マッサージを受けたりしてゆっくりくつろいだ。30日はいつものメンバーとゴルフに興じ、31日も同じように朝お茶をしたが、少々喉が痛く咳も出るので、行きつけの医院を訪ねると、「それはおかしい、コロナの疑いがある、ここでは無理なのですぐこの医院に行き診てもらってください」と言われ、紹介された医院に行くと、院内には入れてもらえず、車の中で待機するよう指示があった。長時間待たされたのち、医者が一人でやってきて、綿棒を使った検査をした。それから15分くらいたち医者がやってきて、「異常は見られない」という結果だった。一安心をして自宅に帰り昼食を摂る。しかし時間が経過するにつれてのどの痛みも増し、熱も37.5度くらいに上昇した。午前中に検査を受けた医院に電話をすると、「6時過ぎにもう一度来なさい」ということになり、再度検査を受けた結果コロナに感染していることが判明した。会社からの連絡で、営業部長は2~3日前からコロナで自宅待機している、どうもないですか?という電話を受けた。もうコロナ感染は明白である。
その時から家庭内隔離生活が始まった。私はトイレ以外では自室から一歩も出ることは許されず、あちらこちらにスプレー式の消毒液が設置され、我が家から布製のタオルが消え、ペーパータオルに取って代わった。食事は部屋の前に運ばれ(その時ベッドの上でそうめんをいただいたのである)しかも食器はすべて紙製である。ビニールの袋が置かれそれに使用済みの紙食器を入れ先を括り、大きめのゴミ出し用のビニール袋にしまい込む。私は感染が確定するとすぐさまdoctor齋藤に連絡をし、処方箋を作成していただいた。31日の夜38.5度・1日の午後37.5度・2日は36.4度まで一切の解熱剤を服用せず順調に回復していった。
そうこうしているうちに3日に家内への感染が発覚し、夫婦そろってコロナ生活を三日間共有する羽目になった。行きつけのすし屋から出前を摂ったり、買い置きしていたインスタント食品で食いつなぎ、5日間の静養期間が早くに終えた私が買い物をして過ごした。
今日現在は(9日)晴れて二人とも無罪放免である。家内は午後から買い物にも出かけるそうだ。私もゴルフの練習を再開するつもりである。

タイトルとURLをコピーしました