トルコ旅日記 ~渋滞(こ)んでイスタンブール~

プロローグ
2012年3月に経営の現場から退いた私は、自分のこれからの人生をどう生きるかについて模索するとき、しておきたいことがいくつか有った。
先ず歩き遍路だった。4月5月をかけて満願の予定だったが、途中足の疲労骨折やスケジュールの関係で、愛媛と香川を残す結果となった。
当初は203高地を皮切りに、奉天今の瀋陽を経て、そのままブータン王国を訪ね、インドを経由してイスタンブールに入り、最終にローマに到着する、という計画だった。ところが旅行社のアドバイスが一ヶ所ずつにして、その都度一旦帰国して再出発することを勧めたのでそれに従った。結果的にはそれがベストの選択だったと今は思っている。
インドは別として、時間的な都合によりイスタンブールつまりコンスタンティノープルを今年訪れる事になったのである。昨年の旅の経験(食事や語学力の乏しさ)を踏まえ、今回はツアーを選んだ。それが今回の旅行記へと繋がっていくのである。
ツアーの人数は20名で、それに日本からの添乗員、現地ガイド、運転手を含み、総勢23名の旅日記がいよいよ始まる。
最初に登場人物を紹介しよう。
男女ペアが5組。
先ずアッチャンチーム。このチームなしでは今回の旅日記は語れない。
朝からとてつもなくテンションの高いミニミニチーム(旦那が上月の研修生上田激似)。
後で判明したが石川県から来た新婚チーム。
宝塚に住む爽やか公認会計士チーム。
最後まで得体の知れないインテリ?チーム。
女性ペアが3組。
女子高生とその保護者チーム。
普通のOLチーム。
年齢不詳のいけてない教師風チーム。
生意気な中学生とその親子風3人家族。
身体のわりに声の可愛い添乗員小島さん。
すべてに自信に満ち溢れている現地のガイド、ハンデさん。
名前がとうとう覚えられなかった運転手。
そして私。
さあ、いよいよ旅の始まり始まり~《パチパチ、パチパチ》

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