アラ!塩っぺ!

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令和2年12月最後の志澤塾での講師は《ブンセン》株式会社の田中社長にお願いをした。1934年に創業されたその社名の由来は「寛永通宝」の裏に「文」の文字が印されており、『文銭』と呼ばれ重宝がられていたので、そこから採られたそうである。
《おいしさの定義》というテーマで様々なおいしさを、いろいろな角度から述べられた。
①味覚センサーを駆使した科学的視点
②文化的情緒的視点。コップに入っている水の量は同じだが、解釈によって逆になる。ある人は水が半分無くなっているという、また別の人は水は半分入っているという。人は「事実」そのものを見ているのではなく、事実の「解釈」を見ているのである。ライフスタイルが解釈を決め解釈が行動を決める。《おいしさ》とは総合的価値であり、唯一の答えはない。ブンセンは、~けっこうおいしい~これが好き、という感覚を大切にし、特徴ある《おいしさ》をこれからも求めてゆく。
最後に、田中社長はあまり触れられなかったが、《ブンセン》の根本方針は紹介しなくてはならない。原文のまま記す。
  根本方針   
『 みんなの役に立つ』
株主、社員、取引先、消費者はもとより、地域社会のみんなの役に立つ会社として、発展したい。
『天下をファンにする』
 会社は、全関係者の信頼を得るだけでなく、関係のない人をも、競争者さえもファンにしたい。
『信頼と自主と向上』
 会社も、社員も、相互信頼のもとに、おのおの自由な発言と自主的な活動によって、会社の業績と、社員の生活と能力を、ともに向上させたい。
『本当の利益を』
 利益は、会社の目的ではなく、会社維持発展のための手段である。今の利益でなく、将来の利益を考え、自分の利益だけでなく、相手の利益との総和を考えたい。
『経営を公正に』
 会社は、コネにたよらず、ワイロを贈らず、利益を求めず、策略を用いず、条理にかなった公正な方法で、困難を克服していきたい。

令和2年は誰もが想像しない一年となった。来年こそはもう少し穏やかな年であってほしいと願ってやまない。

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