夏の終わりの午後の出来事である。
その日は、自分的には気を入れたゴルフの試合が催され、それに臨んだのであるがあえなく予選を通過できず、しかも今季ワーストのスコアをたたき出し相当落ち込んでいた。シャワーを軽く浴び、一秒でも早くその場を立ち去りたい気持ちにかられ、逃げるようにして昼食も取らずにゴルフ場を後にした。帰り道沿いでラーメンという看板が目に入り、一時は通り過ぎたのであるが空腹には耐えきれず引き返しそのお店に入った。
エアコンもないさびれた店内だった。お店の中には40半ばの田舎には不釣り合いな清楚な佇まいの女性が
「いらっしゃいませ」と出迎えてくれた。
「ラーメンください」と言うと、暑いけどかまいませんか?と言いながら二台の扇風機を私のほうに向きを変えながら風を強くしてくれた。
心地よい扇風機の風を受けながら外に目をやるとかなり大きな池が目に入った。店から降りたところにボートが何艘か繋いであった。ボートを利用したい人が現れたら、そのお世話もこの女性がしてるのではと想像した。そこから私のイマジネーションが高まった。メニューは簡単な飲み物と食べ物はラーメン・ボートの管理人。
鄙にはまれな清楚な婦人。
ラーメンは予想通り中華そば。ゆっくり食べたが何となく去りがたくなり、普段飲まないアイスコーヒーまでオーダーした。近日中にラーメン風中華そばを食べに来そうな気分になっている・・・
ささやかな風景
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