姫路の地に111年もの長きに亘って親しまれた老舗のデパート『ヤマトヤシキ』が、この平成30年2月末日をもって閉店した。
時流に乗り遅れたとか、営業革新が出来なかったとか、パラダイムシフトをする勇気がなかったとか、評論家的なコメントは差し控えるが、地方経済の疲弊を象徴する出来事である。
『ヤマトヤシキ』は我々にとって憧れの的だった。
中学生のころ自転車に乗り友達数人で、当時は国道29号線も舗装されておらず、砂利道を3時間位かけて山崎の田舎から姫路まで、とにかくヤマトヤシキに行きたくて2回ほど小冒険を試みたことがあった。何するわけでもなく、エスカレーターに乗って最上階まで行き、エレベーターで一階まで降りるのである。それを数回繰り返し、屋上にあった食堂で親からくすね取ったなけなしの小遣いで《カレーライス》を食べるのが楽しくて仕方がなかった。寂しい限りである。
2月26日に最期の買い物をした。
心の中で《ありがとう、数々の思い出を》と呟いた。
ヤマトヤシキ閉店に想う
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